ちょっと他の事業所と違うところが、おらとこ・おらとこ東にはある。
私がおらとこを立ち上げようと思ったときには、資格もない、パソコンも動かせないなどの、ないない尽くし。ましてや、福祉の現場で働いていたわけではない。そんな状況の中、ヘルパー2級の資格取得と同時に、パソコンの使い方を大山から婦中の教室まで習いに行き始めた。その道すがら、信号のある交差点で、赤になるといつも止まっていた左側に、気になるものがあった。いつも私を見つめている、いや、見つめられているような気がした。それは石屋さんが展示してある、石仏であった。その中でも気になったのは、『私はしあわせ』と刻まれているお地蔵さん。見られているようなといったが、そのお地蔵さんは眼を閉じ首を少しかしげて手をあわせている。見るからに優しい顔立ちと、ホットさせてくれる雰囲気がかもし出されている。「私がおらとこを始める時には、このお地蔵さんを連れて行こう!」と、心に決めた。何故そう思ったかというと、お年寄りの皆さんが集う場所にしたいし、東京の巣鴨にある『とげ抜き地蔵』のように、皆さんに愛され慕われるようにとの願いがあった。朝に夕にお地蔵さまに手を合わせ、「昨日もありがとうございました、今日もみんなの幸せと健康をどうぞ見守っていてくださいね、ありがとうございます」と、お参りしている。そう、他と違うというのは正に、このお地蔵様がいる・・・というところなのである。おらとこのお地蔵様の前には、お賽銭箱も置いている。これが結構、貯まるのである。来所される利用者さんがお参りがてら、お賽銭を入れてくださることが多い。頭をなでながら「今日もよろしく」と、つぶやく。おらとこ東にも、形も大きさも違うお地蔵さんを置いた。つい先日のこと。おらとこ東の利用者さんのTさん。自分の体を動かすのもままならないにもかかわらず、スタッフに引いてもらっている手をほどき、お地蔵さんの頭をなでている。何かひと言二言つぶやいた気がするが、離れている私には届いてこなかった。子どもの頭を撫でてくれているようなその手が、とても愛おしく感じた。お地蔵さんがNPO法人おらとこの守り地蔵であり、来てくださる全ての皆さまや地域のみなさまの拠り所となってくれれば、私は幸せである。『私はしあわせ』のお地蔵さんに出会ってから6年。今ではすっかりおらとこの顔であり、守り地蔵である。赤信号に感謝すると共に、開いていなかった眼で私に『行きたいよ』と、テレパシーを送ってくれたお地蔵さんに感謝!!
記入者:わくわくかーさん 投稿日:2009年05月10日
なかなか縁があったお話ですねえ。きっとお地蔵さんも皆さんに愛されてお幸せですね!!
記入者:NPO法人 おらとこ 投稿日:2009年05月10日
わくわくさん、今度こっそりでも堂々(?)でも、お地蔵さん見にきてください。 思わず頭を撫でたくなりますよ。来られたら、お声をかけてくださいね。美味しいお茶のいっぱいでも、差し上げますよ。待ってます。