コラム

か 火災が起きて、たくさんの方が亡くなった。

悲しい出来事が、札幌であった。他人事ではない。
まず、7名の方のご冥福を祈りたい。

認知症の方が家族のように暮らす、グループホームでの出来事である。
マスコミ各社はあれこれ書いているが、同業者としてはなんともいえない気持ちになる。
泊まり担当の彼女はその時、どんな思いになっただろうか。
8人を助けたい、どうしたらいいのか。
自分に置き換え、その時の状況を想像すると、正直、皆さんを助けることが出来たかどうか自信はない。責められるかもしれないが、あえて言う。
とはいえ、尊い命を亡くすということが起きてはならないし、あってはならない。
ならば、今の福祉の現場において、体制上のことや賃金のことなど、クリアしないと安全に運営していけないことがある・・・と、経営者として思う。
きっと、私のようなちっぽけな経営者が言うまでもなく、社会の良識ある人達は今までも感じていたことだと思うが、いかがなものであろうか?
ことがおきてからいつも、問題がある・・・と、マスコミでは言うが、現場ではいつも不安と隣り合わせである。
でも、利用者さんや家族の思いに添って運営しているとしても、制度を守りながらでも安全や安心が担保されないと感じることがある。なぜだろうか?
病院でも夜勤の場合は、50人くらいの患者さんで3人の勤務?
特別養護老人ホームや老人保健施設でも、50人~100人規模であったとしても、夜勤者数の割合は小規模体制とは変わらないと思うが?
いや、小規模の方が手厚い気がする。(5人に1人だと、50人では10人夜勤者が必要となる)何が問題なのだろうか?小規模だから?
私のところの小規模多機能ホームおらとこ東では、宿泊者定員は5名までである。
夜勤担当者は1名である。
私は歩いて2分足らずのところに、いつも寝泊りしている。
何かあれば、すぐ飛んでいける距離である。
だから一人でいいと、言っている訳ではない。

火災が起きる度に問題だといわれる。しかし、何の解決もされていない?
経営者(事業所)にとっては、大きな事故がある度に義務化されてくる施設整備の変更などもあり、ここが悩ましいところである。
夜勤の2人体制、スプリンクラーの設置、火災報知機の設置、消防署への即時通報装置の設置等、利用者さんや家族にとっての安心安全は今の状態よりも担保は出来ると思う。
しかし、それには金銭的なことが関係する。
私は経営者でありながら、どうも運営が下手?
多分、人件費の比率が高い事業所だと思う。
少しでもいいケアやサービスの提供につながれば、また、安心して託していただけたら、との想いがあるからである。
介護事業所のほとんどは、介護保険による規定報酬額かと思う。
どんなにいい介護を提供したとしても、劣悪な介護を提供したとしても、報酬額に関しては同じである。
だからいい加減な~とは、決して思わない。
「ありがとう、ありがとう」の笑顔に、私たちは喜びを分けてもらっている。
利用者さんや家族の人たちの笑顔が、毎日の元気の素である。
そして、私たちも元気で笑顔一杯で過ごせる介護をすることが、やり甲斐につながる。
「富山型」の事業所の、モットーでもある。
『大きな家族の一員』『大好きな孫や、おじいちゃん・おばあちゃん』でもあるのかもしれ
ない。
私たちはその方たちの嫁であり、子どもであり、孫かもしれない。
いつも見ている顔がそこにあることで、安心して過ごせる毎日がある。
平凡でもいい、笑顔があれば!

だからこそ、先日の火災事故のことが気にかかる。
福祉事業所にお勤めの皆さん、何か感じませんか?
良くするために、どうすればいいか、提案して欲しい。
待っていますよ、同じ仲間として・・・。
これからは、二度と同じ苦しみをしないために。
現場の仲間がこれからも、笑顔で自信を持って働き続けるために!






コメント一覧
 

記入者:わくわくかーさん  投稿日:2010年03月22日 

美津恵さん うちの職場でもすぐに避難訓練をしましたが・・・
何しろ夜勤帯は、利用者38人に職員2人の割合しかいないので実際に火災になればいったい何人の利用者を助ける事ができるのか自信がありません。そんな事態に陥らない事を祈るのみですね・・・

 

記入者:NPO法人 おらとこ  投稿日:2010年03月23日 

わくわくさん、いつもありがとう。お互いに仕事柄、利用者さんの事を考えると、とても辛いものがありますね。起こさないことが一番ですが、もらい火や思いがけないことはいつでも起こりうることですから。とにかく夜の場合は、近所の方の応援を頼むしかありません。日頃から仲良くしており、いざとなったら助けていただけるものと信じています。火災を起こさない、これが一番ですね。
お互いに気をつけましょうね。
20日~22日まで、奈良に行ってました。またコラムに書きますね。腕はまだ本格的ではありませんが、何とか動かせます。読んでくださり、コメントいただき嬉しいですよ。


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